sikikazuto
日記❶
2021年6月14日
考えがまとまらず集中できなくなったので、頭の整理がてら日記を書こうと思う。


イラストを描くようになってから程なく2年経とうとしていて、なんで今まで続けてきたんだろうとたびたび疑問に思う。2年経とうが上手な絵の描き方というものは1ミリもわからなくて、作ればつくるほど自分のできないことが次々と露わになるもんだから、成長どころか後退する日々です。
学生の頃、知り合いから舞台の映像を作って欲しいとしばしばお願いされた。そういうこともあって映像編集をする機会は多かったのだけれど、毎度観客の皆さんが関心を寄せるのは映像ではなく、主役となる役者やモデルさんに対してであることが常だったので、自分の表現力の乏しさを実感したのを今でも覚えている。
そんな無力感をきっかけに、人のイラストを描けるようになりたいと思ったので、成長するということは弱さを知ることと同じなんだなと、月並みだけどそう思った。

最近とある役者さんが、「演技している間は、ずっと自意識との戦いでした」と言っていたのを聞いて、ほんとそうだよなとひとり部屋で唸ってた。絵を描き始めてからそれを顕著に感じるようになって、この絵を見て誤解を与えないかとか、表現が自己満足になってないかとか、誰かを傷つける表現になっていないかとか、考えたらキリがないのに味がしなくなるまで絵を修正し続けることが多くなった。
そんな無数の不安にさらされ削られて残ったものの出来栄えは大抵の場合マジでゴミなので、締め切りを設けて自分なりの妥協点を見つけて粛々と作り続けるしかないんだなあ、と学びました。

締め切りと聞くと、きっと嫌な顔をする人がほとんどで、自分も学生の頃から苦手だった。責任だとか義務だとか、大人の象徴のように感じられて嫌だったし、不誠実な教師の出してくる課題なんかは最後まで提出しなかった(すいません)
しかしながら些事にこだわりがちな人間にとって、締め切りは完成しないものを完成させるための助けとなるものであり、推進力を生むための着火剤なので、10代の頃と違って締め切りに追われる環境に感謝できるようになった気がする。嫌いだけど。

締め切りのように、面倒だけど重い腰上げてでもやった方が良いことが世の中には溢れていて、自分にとっては絵や映像を作ることがそれだった。今後も「なんで描いてるんやろ…」と思いながら後ろ向きに前進していくんだと思う。